メンタルヘルス不調で大事な心のあり方

メンタルヘルスクリニックを利用する方がしがちな勘違いの多くは、病院に行けば治療してもらえると思っていることです。それは大変な間違いであり、そこでは不調を抑えられても、根本的な治療には結びつきません。
不調を抱え、メンタルの改善をしていきたいと思っている方は、自分の力で改善していくことが必要なのだという自覚と認識を持たなければ、本当に病気を治療することは難しく、また悪化していくことすらあります。

古いことわざで、病は気からと言う言葉があります。それは比喩やたとえではなく、実際にその通りだといえるでしょう。
病気になると、人はどうしても不安になったり、病気を言い訳にしてしまいがちです。
メンタルでも病院に行っている、薬を服用しているなどの思いを持っていても、症状が改善していかないことで更に不安を抱えてしまったり、それを指摘されることでより一層つらい状況へと追いやられることもあります。そうなっている人の多くが、前述した勘違いをしています。
メンタルの病気は確かに自分一人の力ではどうしようもないことですが、それは病院でも同じです。
外科手術や投薬治療ではメンタルヘルス不調を改善することはできませんし、こうすれば治るという明確な治療法も存在しません。そのため医者も個別に対応し、カウンセリングを行うくらいしか治療と呼べるものがないのが実情です。

そこで一番重要になってくるのが、その原因の追求です。
病気は、原因を取り除くことで大きく改善します。
ガンなどの場合は、手術で病巣を取り除いてしまいます。それと同じことではあるのですが、メンタルの場合、原因を取り除けるのは自分しかいません。
自分を治療をできるのは、自分自身です。それをサポートするために病院はあるのだと、自分自身がしっかりと認識しておく必要があります。